消しゴムはんこと三色刷りもどきをやってみた
あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけて過去の画像データを見直していた時、以前作った消しゴムはんこの年賀イラストが出てきたので、 今回はその時のことを思い出しつつ消しゴムはんこ作成の雑感をまとめてみました。
なお私自身消しゴムはんこを作ったのはこの時がほぼ初めてだったため、きれいに作るコツなどは玄人に任せて、素人の体験記として感じたことを書いてみます。
用意したもの
- はんこ用消しゴム
ダイソーとセリアの消しゴムはんこ用のものを使いました。表面に色がついているので削ったところがわかりやすいです。 - デザインカッター
- 彫刻刀
- えんぴつ
- デザインを描いた紙
- スタンプパッドなどのインク
- いい感じの紙
紙の種類によってはんこを押した時の発色やインクの着き方が結構違います - ティッシュ
はんこに残ったインクを拭き取ります
あった方がよかったもの
- デザインカッターの替え芯
カット作業が終わった後で気づいたのですが、消しゴムが意外と粘り強かったため、どこかのタイミングで刃先が折れてしまっていたみたいでした。どうやら途中から折れたカッターを使って力づくでゴムを捩じ切っていたようです。切り辛かったわけですね。
超大まかな手順
- デザインを決める
はんこにするとデザインが反転するので注意! - えんぴつでデザインをなぞる
- えんぴつでなぞった部分を消しゴムに押しあてて紙の上から硬いもので擦る。
デザインが消しゴムはんこに写ります - デザインの写った消しゴムを大まかに切り分ける
- カッターでデザインを切り出していく
- 残った部分を彫刻刀で削る
- インクをつけて押してみる。いい感じなら完成!
- スキャンしてデジタルで加工したければする。しなくてもいいです。
私が作ったものはこんな感じになりました。何箇所かデジタルで修正していますが大まかなところはアナログの味をいかせているかなと思っています。
牛柄なのは二年間寝かせたからです。いい感じに熟成していることでしょう。
色合いによっては洋風にもなりますね
ポイント
意外と汚くても大丈夫
綺麗に越したことはありませんが、こんなふうに小汚い切り口でもなんとかなりました。
ムラや歪みも味になり得るのがアナログのいいところ。
インク色々
スタンプパッドをほとんど持っていななかったので、100円均一(確かダイソー)の水性ペンのインクを代用品としてはんこに直接塗りつけました。
手軽なのは断然スタンプパッドですが、手持ちの道具だけでもなんとか色合いを拘りたい時の手段としては十分使えました。当たり前ですがインクとして使えるものはたくさん持っていた方が、デザインの自由度は高まりますね。
椿の部分は手持ちのインクに好みの赤が無かったため、苦肉の策で朱肉を使いました。駄洒落ではないです。
面積が大きいところはインクが弾かれやすい
スタンプ用のパッドと違って水性ペンのインクは弾かれやすいです。
一度雑に塗って拭き取ってからもう一度インクをつけると定着しやすいような気がしますが気のせいかもしれません。
情報量が多い方がいいかも?
個人的には線の模様が入っているなど無地の面が少ない方が見栄えが良いかなと思いました。多分ごまかしが効くのだと思います。ただし手間は増えます。上記のインクのつき方のせいもあるかもしれませんね。あと好み。
パーツ分けについて
パーツは分けるべき?
分けるとインクパッドにつけるのは楽ですが、紙に押すときにズレやすいので位置がずれて欲しくない部分はくっつけた方が無難かもしれません。版ずれを楽しめる部分は分けるとお洒落かなと思います。
後はデジタルで加工する際にパーツが分かれていると配置や編集がしやすいです。
ちなみに今回のはんこで首と体のパーツを切り離した理由は、失敗した部分をパージして新たに作り直したためです。つまり事故です。
三色刷りもどきにしてみる
とにかく手持ちのインク少なかったこともあり、三原色を利用してなんとなくそれっぽい色にしてみました。
なんとなく統一感出るかも?ずれたところもお洒落っぽい気がしません?
スキャンして加工
パターンの素材にもできます。
私はスキャンして色味などデジタル加工してしまいましたがそのままの味を楽しむのも乙だと思います。
あと邪道オブ邪道かもしれませんが適当な色で押したはんこをスキャンしてデジタルで色を変更することもできます。これならインクパッドも少しですみます。鎖の部分はそれで作ってますね。
おわりに
巷には年賀状に限らず素敵なデザインのはがきたくさん売られていますが、今年は自分だけのオリジナルはがきを作ってみるのはいかがでしょうか。